

2022.02.22
ねこをよむ
2022年2月22日「猫の日」にむけ、 猫と人間、猫と文化をつなげる1分間の映像作品を募集・選考し、特設サイトで発表した。
「読む」という言葉は、その対象となる表現物の意味をとることをさす。
今回は、猫が登場する日本文学に目を向け、それぞれの文学作品に生きる猫の姿を通して、その作品が内包する文化や思想を読み自分の中に取り込むことで、さまざまな視点から視覚的・感覚的に表現した映像作品を募集した。
〈審査員〉
あんのくるみ(絵本作家)
埼玉県出身。2019年「つまさきもじもじ」で第3回絵本出版賞優秀賞受賞。翌年、同作品でデビュー。主な受賞作品に「ごめんって」(キッズエクスプレス21読み聞かせ大賞、2021年)、「すてきなことば」(スマイル童話賞最優秀賞、2021年)、「ひみつ」(埼玉文学賞佳作、2021年)などがある。近年は介護問題から怪談までルポルタージュを多数寄稿。共著に「実録怪談最恐事故物件」(竹書房、2021年)、「呪術怪談」(竹書房、2021年)がある。絵本「つまさきもじもじ」(みらいパブリッシング、2020年)は韓国でも翻訳出版されている。
石渡麻美(福岡映画部 主宰)
福岡県出身。2017年より福岡映画部 主宰。映画にまつわるイベントの企画・プロデュースや映画のローカル宣伝のほか、福岡を拠点とした映画文化醸成のためのプラットフォームづくりを行う。
坂井希久子(小説家)
1977年生まれ、和歌山県和歌山市出身の小説家。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。会社員を経て2008年「虫のいどころ」(「男と女の腹の蟲」を改題)で第88回オール讀物新人賞を受賞。作品に、『雨の日は、一回休み』(PHP研究所、2021年)、『たそがれ大食堂』(双葉社、2021年)、『すみれ飴 花暦居酒屋ぜんや』(角川春樹事務所、2021年)などがある。
深田隆之(映画監督)
1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。2018年『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門、国内では福井映画祭にてノミネート。2019年アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。
映画制作以外の活動として、2013年から行われている船内映画上映イベント「海に浮かぶ映画館」の館長でもある。iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表。社団法人こども映画教室の講師・チームファシリテーターとしても活動中。2021年から愛知大学メディア芸術専攻で非常勤講師を務めている。
泉志谷忠和(YHIAISM株式会社 CEO)
米国遊学後、慶應義塾大学SFC卒業。インテル株式会社を経て、2013年、生演奏をより多くの人に届けるべく日本初のゲーム音楽を専門とするプロ交響楽団JAGMOを創設、代表取締役CEOに就任。2年で5万人超動員の興行ブランドに育て、NHK音楽祭出演、外務省後援を得て海外公演を展開。2016年、M&Aを経て引退。文化政策・文化芸術事業の研究行う。
デロイト トーマツグループ参画後、文化芸術経営のイノベーションファームであるYHIAISMを創業、CEOに就任。文化芸術経営のリーダーシップ支援プログラム Cultural Innovation Leadership 代表。世界初のとなるゲームオペラ公演 Opera Dots(オペラドット)プロデューサー。
※五十音順・敬称略